画像|ものづくりプロジェクト
今回ものづくりプロジェクトに参加したのは大正大学3年生の9名。
大学のチャレンジプログラム:https://kokokara.tais.ac.jp/learn/challenge-program/
の取り組みの一環として ものづくりに挑戦しました!
大正大学は、大正15(1926)年に天台宗・真言宗豊山派・真言宗智山派・浄土宗が賛同して開設された仏教連合大学(後に時宗が合流)。2026年に100周年を迎えます。
受け身ではなく、自ら参加して学ぶ「アクティブな学び」が大正大学の基本で、連携自治体への地域実習、地域の企業や学校でのインターンシップ、プレゼンテーションやディスカッションを取り入れた授業、フィールドワークやワークショップなど、”現場で学ぶ”、”地域で学ぶ”授業が各学科・コースに充実しています。
キャンパスは西巣鴨で、文学から経済、メディアまで6学部10学科の多彩な学びを展開。約5000名の学生がキャンパスライフを送っています。
大正大学: https://www.tais.ac.jp/
「就職活動用カバン」をプロデュース
2012年から始まった「スーパー大学生ものづくりプロジェクト」の第5弾が始動しました。
この企画は実際に商品を使っている学生自身が、これまでの既存の商品のイメージを打破し、自分たちが使いたいと思う商品をつくるため、未経験のものづくりに挑戦するプロジェクトです。
今回は初めての大学生との取り組み。人数も9名と例年より強力な布陣でものづくりに挑みました。
商品開発テーマ:就職活動用カバン
いま就職活動はどんどんと早期化されており、積極的なインターンシップへの参加なども加わり、昔とはずいぶんと様子が変わってきました。
今回は、そんな激動の就職活動を乗り越えるべく、先輩方に意見を聞きながら理想とする「就職活動用カバン」の開発に取り組みます。
2年ぶりに名物企画がカムバック!「ものづくりプロジェクト第5弾」がスタートです。
Episode00就職活動って…?
今回のメンバーは大正大学の3年生9名です。2週間に一度、大学やフットマーク本社に集まり商品開発に取組みました。
チームを男子チーム、女子チームに分けそれぞれが使いたいカバンをつくることになりました。
現在の就活カバンといえば…みんなが思い描いているものはだいたい一致していました。カチッとしていて色は黒。女子は肩に掛けられるタイプが多いような…?なぜだかみんな横並びで同じようなカバンを持っています。カバンだけでなく、就職活動はどこか形式ばった慣習があることは事実です。
使い易さと持ちたいデザインのカバンにしたいけれど…そもそも就職活動においてタブーではないのか。
自分たちが就職活動するのは、まだこれから。頼りになるのは「先輩の声」。そして実際の人事担当者数名に意見をうかがってみることにしました。
頼りになるのは「先輩の声」。生の声の聞き込みをすることに
Episode01初めてのものづくり挑戦
煮詰まる議論…難しさとおもしろさ
各チームが集めた「声」をもとに、企画書を作成することになりました。最初は一人ずつ、そして良いアイデアを取り入れつつチームで1つの形にまとめていきます。
重要なのはコンセプトは何にするか、最初の出だしが肝心です。そして完成した企画書をもとにショートプレゼンを行いました。でもまだまだ議論の余地はありそう…。
一番の特長は?他社とはどう違うの?質問に対してなかなかうまく答えられないところも。再度宿題として持ち帰ることになりました。
当たり前ですが、この時点で男子チームと女子チームのつくるカバンはまったく違いました。お互いのプレゼンを聞き刺激を受けながら、次のステップを目指します。
2種類のカバンを手がけることに!各チームアイデア出しに熱が入ります!!
Episode02自分たちのアイデアをカタチにする
なぜこのデザインなのか。
どんなことに役立つのか。
企画の途中には、各業務を担う担当者からの特別講義もありました。「営業とは」「製造とは」「デザインとは」。フットマークが誇る精鋭が熱く語る話を受け、各自が改めて”ものづくり”について考えました。
なぜこのデザインなのか。どんなことに役立つのか。その視点がものづくりにはとても大切です。ただこうしたい!という思いだけではなく、より多くの人に共感・納得してもらえるように説明することも重要です。
また大枠のデザインが決まっていったあとは、細かな仕様決めが待っていました。例えばピンク色ひとつをとっても、どんなピンク?参考例を持参しながら、自分たち、担当者、生産担当者の意見をすり合わせていきました。
ものづくりについて基礎から学び、打ち合わせを重ねカバンのデザインが固まっていきました!
Episode03驚きの仕上がり!?
ファーストサンプルができあがりました。
自分たちの声が初めてカタチになりました。
しかし実際見てみると、思った以上にイメージと違う箇所が多々。これまで紙で見ていたデザイン書と実際の立体となった商品はまた別物でした。
色が全然違う!この部分はもっと大きくないと意味がない。もっと良い仕様はないか?などなど。カバンとしての自分たちの個性は必要だけれど、そもそも使い勝手がよくないと数あるカバンの中から選んでもらえません。
また自分で使ってみることもとても重要。
最初のお披露目の機会である学園祭(鴨台祭)の日にちは決まっています。
そうなのです。時間がないのです!
今一度チームのみんなで慎重かつ早急に話し合いが必要でした。
自分たちの声が初めてカタチに!!でもイメージと違っている、時間もない!
次回予告
来る11月2日(土)、3日(日)いよいよ最初のお披露目、鴨台祭での発表です!詳細はこちら >>